なんとドラマティックな!


ロイヤルオペラの「Tosca」リハーサルを観た。
これは最終ゲネプロリハーサルをオペラハウスフレンドメンバーに公開しているもので、
私の席は13ポンド(約2000円)

最初は旦那の友人夫妻に差し上げようと思っていたが、
演出が、先日と同じ[「Don Carlo」のジョナサン ケント。
これは期待できるかも?と思い、観劇することにしたのだが、
まあ素晴らしいこと!
あまりの感動に、別のことを書こうと思っていたが、
この感想を書くことにした。

キャストは下記の通りで、今シーズン3グループキャストで上演、
すでに2グループの上演は終わったので、最終グループ。




Floria Tosca Martina Serafin
Mario Cavaradossi Aleksandrs Antonenko
Baron Scarpia Scott Hendricks
Spoletta Hubert Francis
Angelotti Alessandro Guerzoni
Sacristan Jeremy White
Sciarrone Jihoon Kim
Chorus Royal Opera Chorus


なんといっても マリオ役のアントネンコ。



プリンス?暴君?息子と歩む@ロンドン


最初から、観客の心をつかんで離さず、
もう私の心は鷲づかみされた思い。
愛と正義に生きたマリオという人物を
耳に心地よい豊かな美声で演じてくれた。
観客も、リハーサルだというのに床をどんどん叩く大喝采(おそらくオペラハウスでの最大の賛辞)
聞くと 去年は「Othello」のタイトルロールで大賛辞を浴びたそうで、それも デスティモーナはあの アーニャ アルテロス!
さぞ目にも耳にも美しいカップルであっただろうと
想像しただけで ほーっ。

彼を観れただけでも、大満足。


それに敵対するスコルピア役のスコット ヘンドリックス。
彼も素晴らしく、レミゼのジャベールの的な追い詰める役を憎らしさと愚かさを哀しく演じた。


タイトルロールのマルティナ セラフィン。
彼女も良かったのだが、なにせトスカは絶世の美女の役柄、
私としては、ゲオルギューのような凄みさえ感じさせる美女で観たかった(ごめんなさい)
数年前には、ゲオルギュー&ヨハス カウフマンでトスカがあったと聞き、
あー観たかった としみじみ思った。
美男美女の彼ら、これまた眼福でもあっただろうな。


お目当てで行ったジョナサン ケントの演出。
これがまた、ドン カルロに続いてとても良かった。
華やかなセットと細かい人物描写
出演者の実力を更に引き上げたに違いない、
納得の演出であった。


リハーサルだし、と思ってあまり期待せずに行った
無知な自分を反省。
2000円で、至福のひと時をすごさせてもらった。


来年は、アラーニャでこの「トスカ」を上演するという。
最近、ゲオルギューが、彼との離婚の原因はDVだったと暴露したばかり。
オペラハウスで この「トスカ」や「カルメン」出演が決まっているだけに
今、彼女が出演中の「ラ ロンディン」のチケット売りのためであろうが、
おいおい!というのが、私の本音。

旦那も「今まで見たオペラの中で一番良かった」とほれ込んだ「トスカ」
9日が3グループ目の初日だが、大成功は間違いないであろう。


アントネンコ 「ラ ボヘム」より(また直接貼り付けしかできない......)

http://www.youtube.com/watch?v=5BiSgTSkank