奈枝の部屋

 

ソファに座り、思い悩む様子の奈枝。

 

奈枝(心情)「言われてみればその通りなんだよね……」

 

      ×   ×   ×(フラッシュバック)

 

奈枝の家で過ごす二人。

祐の笑顔に見とれている奈枝。祐のスマホに着信。

 

祐 「あっ、ごめん! 仕事の電話……すぐ戻るね」

奈枝「いいよ、気にしないで」

 

祐、奈枝に頭を下げながら席を外す。

 

奈枝「……」

奈枝(心情)「冷静に考えたら、祐さんとはまだ数回しか会ってないし、知らないことの方が多いし、やっぱ忙しそうだし」

 

      ×    ×   ×

 

奈枝「……そっか」

祐 「ごめん、取引先とトラブって」

 

心から申し訳なさそうな祐。

 

 

奈枝「いいのいいの! また予定組み直そう!」

 

 

      ×   ×   ×(戻って)

 

奈枝(心情)「付き合おうって言われて安心してたけど」

 

ソファに横になり、すぐにガバッと起き上がる奈枝。

 

奈枝「私、浮気されてる!? って言うか私が浮気相手のほう!? うあああああああああ」

 

 

ジタバタする奈枝。と、そこにライン電話。

奈枝が見ると、表示は祐。

 

 

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アベマオリジナルドラマ「私が獣になった夜」を小説仕立てで掲載


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