長谷川酒店・前(夜)

 

 

閉店後の長谷川酒店は薄暗い。

店前のベンチい座っているかのんと悠。

 

かのん「で、なんで悠んちなの?居酒屋行くと思ってた」

悠「うちに酒あるんだから行く意味ないだろ。はい、乾杯」

 

燻製卵をつまみに、地酒で乾杯するかのんと悠。

 

かのん「美味しー」

悠「だろ?これも美味いから」

かのん「何、燻製卵?(口に入れ)ん、美味しい美味しい」

悠「合うんだよなぁ」

 

かのん、何となく空を見上げて

 

かのん「ねぇ、こんなに星見えなかったっけ?」

悠「心が曇ってると見えないんだよ」

 

 

かのん「はぁ?」

悠「怖い怖い。冗談だよ」

かのん「分かってるけど・・・・星は見えると思ってたのになぁ」

 

 

 

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アベマオリジナルドラマ「私が獣になった夜」を小説仕立てで掲載テレビ宝石白


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