バス停
かのん「え、悠?長谷川悠?剣道バカだった悠?」
悠「頷きたくないな、それ」
かのん「悠!え、何年ぶり?」
悠「んー、会うのは・・・」
かのん「成人式以来だ! こんなに大人になって、まぁ・・・」
悠「おばちゃんか。何、休みこっち?」
かのん「うん・・・まぁ。悠は仕事中?」
悠「配達帰り」
かのん「あ、やっぱ酒屋継いだんだ?」
悠「うん。かのん、バス待ち?」
かのん「そ。でもバス全然来ないから、タクシー呼ぼうと思ってたんだよね」
悠「本数激減したんだよ。同じ方向だし、送ろうか?」
かのん「え?私、そのリアカーに乗るの?」
悠「そうだけど?」
かのん「・・・じゃあ、スーツケースだけお願い。歩くから」
悠「結構距離あるぞ?」
かのん「いいよ。久々に悠に会えたし・・・あ、でも悠は歩くの嫌?」
悠「嫌じゃないよ。ほら、それ乗せるよ」
かのん「ありがと」
悠にスーツケースを渡すかのん。
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アベマオリジナルドラマ「私が獣になった夜」を小説仕立てで掲載
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▼ドラマ『私が獣になった夜-名前のない関係- #4 『幼馴染との夜、変わってしまった私』本編はこちらから
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