深夜の繁華街を歩く玲菜と拓海。
拓海の突然の行動に戸惑いを隠せないまま、拓海についていく玲菜。
✕ ✕ ✕ ✕
ビリヤードを玲菜に教える拓海。
✕ ✕ ✕ ✕
再び繁華街を歩く玲菜と拓海。
拓海とふざけ合いながら楽しそうに歩く玲菜。
~焼き肉屋(深夜)~
七輪で焼く、雑多な雰囲気の焼き肉屋。
焼き立ての肉を頬張る玲菜。
玲菜「ん~~っっ! うま~っっ!」
拓海「でしょ? ここ、美味いのよ」
玲菜「(ビールで流し込んで)ああ、この時間の焼き肉とビール、最高っ!」
拓海「良かった」
玲菜「こんなことしたの、いつぶりだろう」
拓海「少しは気持ち、晴れた?」
玲菜「……ありがとうございます」
拓海「良かった。よし。じゃあ次はカラオケでも行っちゃう?」
玲菜「ああ、いいですね~。私、歌っちゃいますよ~!」
拓海「……やっぱり、玲菜ちゃんは笑ってる顔が一番可愛いね」
玲菜「えっ、どうしたんですか急に」
拓海「ううん。思ったことを素直に言っただけ」
玲菜「ありがとうございます」
拓海「知り合って長いけど、こんなことするの初めてだね」
玲菜「ですね。っていうか、普段は朝まで営業してるんだから無理じゃないですか」
拓海「確かに」
玲菜「いきなり店閉めるんだもん。ビックリしましたよ」
拓海「うん……玲菜ちゃんを何処かに連れ出したいなって思ったから」
玲菜「え?……」
拓海「俺、後悔してるんだよね」
玲菜「何をですか?」
拓海「玲菜ちゃんの気持ち、なんで気付かなかったんだろうって」
玲菜「え……」
拓海「初めて店に来た時から、実はずっと気になってたんだ」
玲菜「!……」
拓海「で、やっと決心して告白しようかなって思った時に、今の彼ができたって言われて」
玲菜「……」
拓海「もしあの時気持ちを伝えていたら……俺と玲菜ちゃんが一緒になってたかもしれないね」
少しの沈黙。
拓海「なんて。ごめん、変なこと言って。やっぱりそろそろ帰ろうか」
玲菜「……」
拓海「玲菜ちゃん?」
玲菜「それでも……良かったな」
見つめ合う玲菜と拓海。
~拓海のBar~
ソファ席で寄り添う玲菜と拓海。
手を握り、指を絡ませている。
視線を合わせる玲菜と拓海。
玲菜「……」
拓海が玲菜をゆっくりとソファに押し倒す。
================================
アベマオリジナルドラマ「私が獣になった夜」を小説仕立てで掲載
【続きが見たい人は】
▼ドラマ『私が獣になった夜~好きになっちゃいけない~ #4『好きだった男との夜、マリッジブルーな私』本編はこちらから
▼予告はこちらから
================================