自分の“走り”を思い出す
こんにちわ。
前回のブログでは、吸気に加えタイヤ交換を依頼した事も書きました。
今日はこのタイヤの内容を書きつつ、自分が今まで走りについて何を学んできたか・・・。
自分の昔話も交えながら、それを書いていきたいと思います。
・・・
「おっちゃん!俺安くて車検掛からなくて速くてカッコイイマシンが良い!」
中型免許を取る最中は、ドラッグスター等クルーザーにしか興味がいかなかった自分。
しかし、最初に購入したマシンはそれと正反対なジャンルの物でした。
CBR250RR、規制前45馬力の最終型。当時はサーキットにジムカーナ、峠の走り屋御用達だなんて全く知りませんでした。
エンジンや足回りは同クラスでは高性能。しかし初心者には優しくない前傾姿勢。
この時期違反を繰り返し、再試験(不合格なら免取り)にリーチが掛かっていた自分に、
初心者講習の教官は、「今直ぐ大型を取って初心者期間を消せ!」と言い、
中型を取っていた最中に、既に隣を走っている750に心を奪われていた自分は、二つ返事で大型免許を取りに行きます。
750忍者 最初期のG-1、生産当時は国内最高速を記録したマシンでもありました。
しかし、程度は酷くタイヤは表面までヒビ割れ、ジャネレーター不良で走っている最中にエンジンは止まり、高速で走るとオイルが漏れ出すと言うとんでもない物でした。
何も知らずにそのまま走り、奥多摩の最終の左コーナー。
リヤからスリップダウンし、その後柔道技を喰らった様にハイサイド・・・。
乾燥重量250kgのマシンが縦に舞う所を、吹っ飛ばされながら見ました・・・。
本来なら複雑骨折、対向車が来ていれば間違いなく死んでいたでしょう。それを自分は、両膝の皮が無くなり肉が丸出しになっただけで済みました。
今から見ても、奇跡です。
勿論マシンは大破。助けられた走り屋の方々からは、
「GジャンにGパン・・・何て格好をして走ってるんだ」と怒られ、
涙目交じりに僅か三ヶ月で忍者とはお別れをする事になりました。
画像の右、ZRX-400 これもまた最初期。
(400でやり直そう)
そう考えて買ったこのマシン。土砂降りの中、ヤビツ峠の頂上で転倒。自力で治して下山・・・などと言った事もありましたが、
重量がありつつも、400らしい走りに単車の楽しみを教えてくれたマシンでした。
最初のマシンの時から、峠は攻めていた自分ですが、
一向に上手く走れず、速く走ることも出来ない・・・そんな悔しい毎日を送り、このZRXに跨っていた頃に、憧れの単車乗りの先輩に、
「どうやったら速く走れるのか」と尋ねてみたところ、
“速く走ろうとせずに、綺麗な走りをする事を心掛けろ。そうすればいずれ、速く走れる。”
最初はこの教えの全てを理解してはいませんでしたが、このアドバイスがきっかけで、
段々自分が単車に対して求めるモノが何なのか、ハッキリして行きます。
しかしこの後、また悪い虫が着いたのか、今までで最大の排気量に跨る事に・・・。
CBR929RR Fire Blade 僅かな年月の間でしか生産されなかったマシンでもあり、純国産は存在しません。
メーター読みではMAXぬおわkm/h、アクセル一つでパワーリフト、ギヤも使えば手軽にウイリーと、
とんでもないパワーを持ったマシンでした。
このマシンを納車したばかりの頃、マフラーもノーマルだった事から安全運転講習会に参加します。
行ってみた結果は散々な言われ様でした・・・。初心者のグループからは外され、個別指導を受ける始末・・・。
勉強にも運動にも趣味にもプライドを持たない自分が、ここまで悔しい思いをした事はありませんでした。
この講習会を経て、先輩からのアドバイスを反芻します。
(スピードじゃない・・・綺麗な走りをしよう。バイクのカタログにある様な、誰が見てもカッコイイ走り・・・。)
単車に乗り、かっこよく走る・・・その為に一つの目標を立てる事になりました。
“膝擦りを習得する”
勿論、膝を擦る事で速くは走れません。でも、
(かっこよさを目指すのであれば、これはアリだ!)
そう思い、当時住んでいた家からは10分で着く緩やかなコーナー一つを地元の先輩から教えてもらい、そこを自分のホームとしました。
(地元の先輩の友人にTAKUROUさんと言う人が居まして、その人は当時CB400SFでそのコーナーをふぬわkm/hで駆け抜け、コーナー一つだけにも関わらず、TAKUROUサーキットと言う名前が着いてましたw)
今まで使っていたレーシンググローブ・ブーツに、MFJ公認とは言え安物の革ツナギをチョイス。
ここまで揃えてしまった以上、習得しないワケには行かなくなってしまいました。
特訓が始まります・・・。
(近場だし、コーナー一つだけなんだから、ひたすら走り込む!)
コーナーの形から、スローイング・クリッピング・クリア、それぞれの位置と速度を身体に叩き込みます。
しかし、一向に擦る事が出来ません。
(こんな事で諦めねーさ!知識も吸収だ!)
ひたすら本やDVDを漁っていた時、ある一行の格言とも言える文章にピンと来ました。
“二輪とは、走らなければ倒れるが、走り出したらライダーは無駄な力を与えず、自然な動きをマシンにさせてやらねばならない。
下手なライダーとは、マシンに余計な力を与えてしまう人。俗に言う上手いライダーとは、マシンに余計な力を与えない人、と表現出来る。”
(そうか!マシンをバンクさせるスキルを学ぶより、先ず俺が与えている余計な動きを無くして行けばいいんだな!)
さらに、さらに走り込みます・・・。
大型を取っておきながら今更ですが、どうやればマシンが寝るのか。根底に於ける理論を知り、
それを妨げない様、自分の挙動やタイミングを洗い直します・・・。
目線、内足・外足の荷重ポイント、下半身・上半身の動き、アクセル・ブレーキの掛け方・・・
とある日、TAKUROUサーキット左コーナー・・・。
ガリッ!!!!!!
「おおおおおぉぉぉぉぉ!!憧れの膝擦り!!!俺にも出来たあああぁぁぁぁ!!!」
同日、右コーナーでも擦る事が出来ました。勿論この感触は今でも忘れていません。
それから何回も何回も走り込み、フォームを磨いて行き・・・
・・・数え切れない程に往復をしていたと思います。上の写真は、カメラでその道何十年、と言う方に撮ってもらった時の物です。
ただ、例えば右足などご覧になればお分かりの通り、これでもマシンは寝ていませんし、タイヤも端から数mmはWAXが残っていたと思います。
とは言え、コレが自分なりの“カタチ”。記念に撮ってもらう事になったワケでした。
ちなみに、この頃にはTAKUROUさんのMAXスピードを越えていました。しかし、それはあくまで“たまたまそうなっただけ”の事であり、
寧ろこのコーナー以外、例えば遠出した先ではもう本気では攻めなくなっていました。
“膝擦りを覚えると、ライディングに於いて自分の中で言葉には表せない、何かが見えてくる・・・”
これはよく言われるらしいですが、確かに“如何にしてマシンを寝かせるのか”と言った点については、身体で何か手応えを感じた気がします。
しかし、
(スピードやパワーを求めない俺に、この炎剣は手に余る・・・。)
スペックにぶら下がる走りがつまらなくなってしまった自分は、このCBRを手放す事になりました。
・・・その後、ニュートラルな味付けで、シブくてカッコイイマシンを選ぶ事を決め、
「もう一度“ナナハン”に・・・」
そう思い、今の西風を持ち現在に至ります。
本当に素直なマシン・・・始めて吸気に手を着け、そして乗っていたらいつの間にかオンシーズン。
「ネイキッドで膝擦るのもシブくてカッケエわな!」
自分の様な馬鹿には悪い虫が付くものです。
はいやっちゃいましたwツナギ押入れから引っ張り出しちゃいましたねぇw
交換したタイヤは以前申した通り、IRC Spec R。ハイグリップバイアスに一石を投じる存在なのだとか。
ゼファー750にはラジアルも履かせられるでしょう。これに関しては、仕事中によくご来店下さるカスタム専門のショップの方からのアドバイスを頂きました。
お客さん「勿論ラジアルも履かせられるんじゃん?カスタムホイール、或いは定番とされるK型ZZ-Rのホイール流用なんかすれば、さらに選択肢だって拡がるよなぁ?
じゃあさ、バイアス指定にラジアルを履かせたらどうなるか・・・結論から言おうか。マシンが“登る”んだよ。」
自分「登る?・・・減速帯やコーナーを高速でクリッピングを抜けるとマシンが踊る感じ・・・ですか?」
お客さん「ニュアンスとしてはそう捉えてもらって構わない。確かにバイアスよりラジアルの方がグリップ等も含めて性能は高い・・・しかし、タイヤが噛んでいてもフレームやその他足回りがついて行けなくなるんだわ。」
「確かにストリートユースでは危険は伴わないだろうね。だけど、俺に言わせれば足も車体も強化せずにバイアス指定にラジアルを履かせるっつうのは首を縦には振れねえなぁ。」
「あとは店員さん、アンタ次第や。ゼファー750の元々の味を変えてまでラジアルを履かすか、通な路線であるバイアスに落ち着くか・・・。」
(俺の路線はスピードやタイムと言う結果を求めるモノじゃない・・・となれば)
バイアスのチョイスと相成ったワケです。ただ、ここで試してみたかったのが、“フロントタイヤのサイズダウン”です。
(フロントを120から110へ・・・オーバーステアでさらに舵角を付けて行きたい)
しかし、足関係はこれぐらいでストップ。それなりにかっこよく走る事を目標にしている自分は、サスのセッティングまでは手を着けません。
(どうせ俺の事だ・・・色々イジくり出して、結局分からなくなるのがオチだからな)
正直、初めて膝を擦った炎剣の時も、サスは手を着けていませんでした。
さて、いよいよコーナーへスローイン!
(久々だぜTAKUROUサーキット!身体は思い出せっかなぁ~ん??)
ガリガリガリガリ・・・!!!
(おっ!ちゃんと膝擦り覚えてんじゃ・・・ええ!?ちょ、タンマタンマ!!!)
ガキガキガキガキ!!!
生まれて初めてバンクセンサーを擦りました・・・machaさん、俺もやっちゃいましたw
(マジかよ!?ZRXん時はカッコつけてバックステップしてたけどさぁ。こりゃあ流石に西風にも入れる様かな・・・。)
自分なりにバンクをセービングしているとは言え、ステップを替えれば限界は分からなくなりそうで怖いのですが、いずれは交換・・・一旦検討という段階にしておきます。
タイヤも炎剣の頃と変わらず、端が少し残っています・・・WAXぐらいならいずれ取れるでしょうけど。
擦った感想としては、久々に気持ち良さを味わいました。(肥満傾向にあるせいか、帰宅後ツナギが脱げなくなった事は秘密ですw)
しかしマシンはネイキッド。炎剣の時とは勝手が違う事も思い知らされました。
次回、走りのネタはこの“違い”について書いていきたいと思います。
それでは、また。
前回のブログでは、吸気に加えタイヤ交換を依頼した事も書きました。
今日はこのタイヤの内容を書きつつ、自分が今まで走りについて何を学んできたか・・・。
自分の昔話も交えながら、それを書いていきたいと思います。
・・・
「おっちゃん!俺安くて車検掛からなくて速くてカッコイイマシンが良い!」
中型免許を取る最中は、ドラッグスター等クルーザーにしか興味がいかなかった自分。
しかし、最初に購入したマシンはそれと正反対なジャンルの物でした。
CBR250RR、規制前45馬力の最終型。当時はサーキットにジムカーナ、峠の走り屋御用達だなんて全く知りませんでした。
エンジンや足回りは同クラスでは高性能。しかし初心者には優しくない前傾姿勢。
この時期違反を繰り返し、再試験(不合格なら免取り)にリーチが掛かっていた自分に、
初心者講習の教官は、「今直ぐ大型を取って初心者期間を消せ!」と言い、
中型を取っていた最中に、既に隣を走っている750に心を奪われていた自分は、二つ返事で大型免許を取りに行きます。
750忍者 最初期のG-1、生産当時は国内最高速を記録したマシンでもありました。
しかし、程度は酷くタイヤは表面までヒビ割れ、ジャネレーター不良で走っている最中にエンジンは止まり、高速で走るとオイルが漏れ出すと言うとんでもない物でした。
何も知らずにそのまま走り、奥多摩の最終の左コーナー。
リヤからスリップダウンし、その後柔道技を喰らった様にハイサイド・・・。
乾燥重量250kgのマシンが縦に舞う所を、吹っ飛ばされながら見ました・・・。
本来なら複雑骨折、対向車が来ていれば間違いなく死んでいたでしょう。それを自分は、両膝の皮が無くなり肉が丸出しになっただけで済みました。
今から見ても、奇跡です。
勿論マシンは大破。助けられた走り屋の方々からは、
「GジャンにGパン・・・何て格好をして走ってるんだ」と怒られ、
涙目交じりに僅か三ヶ月で忍者とはお別れをする事になりました。
画像の右、ZRX-400 これもまた最初期。
(400でやり直そう)
そう考えて買ったこのマシン。土砂降りの中、ヤビツ峠の頂上で転倒。自力で治して下山・・・などと言った事もありましたが、
重量がありつつも、400らしい走りに単車の楽しみを教えてくれたマシンでした。
最初のマシンの時から、峠は攻めていた自分ですが、
一向に上手く走れず、速く走ることも出来ない・・・そんな悔しい毎日を送り、このZRXに跨っていた頃に、憧れの単車乗りの先輩に、
「どうやったら速く走れるのか」と尋ねてみたところ、
“速く走ろうとせずに、綺麗な走りをする事を心掛けろ。そうすればいずれ、速く走れる。”
最初はこの教えの全てを理解してはいませんでしたが、このアドバイスがきっかけで、
段々自分が単車に対して求めるモノが何なのか、ハッキリして行きます。
しかしこの後、また悪い虫が着いたのか、今までで最大の排気量に跨る事に・・・。
CBR929RR Fire Blade 僅かな年月の間でしか生産されなかったマシンでもあり、純国産は存在しません。
メーター読みではMAXぬおわkm/h、アクセル一つでパワーリフト、ギヤも使えば手軽にウイリーと、
とんでもないパワーを持ったマシンでした。
このマシンを納車したばかりの頃、マフラーもノーマルだった事から安全運転講習会に参加します。
行ってみた結果は散々な言われ様でした・・・。初心者のグループからは外され、個別指導を受ける始末・・・。
勉強にも運動にも趣味にもプライドを持たない自分が、ここまで悔しい思いをした事はありませんでした。
この講習会を経て、先輩からのアドバイスを反芻します。
(スピードじゃない・・・綺麗な走りをしよう。バイクのカタログにある様な、誰が見てもカッコイイ走り・・・。)
単車に乗り、かっこよく走る・・・その為に一つの目標を立てる事になりました。
“膝擦りを習得する”
勿論、膝を擦る事で速くは走れません。でも、
(かっこよさを目指すのであれば、これはアリだ!)
そう思い、当時住んでいた家からは10分で着く緩やかなコーナー一つを地元の先輩から教えてもらい、そこを自分のホームとしました。
(地元の先輩の友人にTAKUROUさんと言う人が居まして、その人は当時CB400SFでそのコーナーをふぬわkm/hで駆け抜け、コーナー一つだけにも関わらず、TAKUROUサーキットと言う名前が着いてましたw)
今まで使っていたレーシンググローブ・ブーツに、MFJ公認とは言え安物の革ツナギをチョイス。
ここまで揃えてしまった以上、習得しないワケには行かなくなってしまいました。
特訓が始まります・・・。
(近場だし、コーナー一つだけなんだから、ひたすら走り込む!)
コーナーの形から、スローイング・クリッピング・クリア、それぞれの位置と速度を身体に叩き込みます。
しかし、一向に擦る事が出来ません。
(こんな事で諦めねーさ!知識も吸収だ!)
ひたすら本やDVDを漁っていた時、ある一行の格言とも言える文章にピンと来ました。
“二輪とは、走らなければ倒れるが、走り出したらライダーは無駄な力を与えず、自然な動きをマシンにさせてやらねばならない。
下手なライダーとは、マシンに余計な力を与えてしまう人。俗に言う上手いライダーとは、マシンに余計な力を与えない人、と表現出来る。”
(そうか!マシンをバンクさせるスキルを学ぶより、先ず俺が与えている余計な動きを無くして行けばいいんだな!)
さらに、さらに走り込みます・・・。
大型を取っておきながら今更ですが、どうやればマシンが寝るのか。根底に於ける理論を知り、
それを妨げない様、自分の挙動やタイミングを洗い直します・・・。
目線、内足・外足の荷重ポイント、下半身・上半身の動き、アクセル・ブレーキの掛け方・・・
とある日、TAKUROUサーキット左コーナー・・・。
ガリッ!!!!!!
「おおおおおぉぉぉぉぉ!!憧れの膝擦り!!!俺にも出来たあああぁぁぁぁ!!!」
同日、右コーナーでも擦る事が出来ました。勿論この感触は今でも忘れていません。
それから何回も何回も走り込み、フォームを磨いて行き・・・
・・・数え切れない程に往復をしていたと思います。上の写真は、カメラでその道何十年、と言う方に撮ってもらった時の物です。
ただ、例えば右足などご覧になればお分かりの通り、これでもマシンは寝ていませんし、タイヤも端から数mmはWAXが残っていたと思います。
とは言え、コレが自分なりの“カタチ”。記念に撮ってもらう事になったワケでした。
ちなみに、この頃にはTAKUROUさんのMAXスピードを越えていました。しかし、それはあくまで“たまたまそうなっただけ”の事であり、
寧ろこのコーナー以外、例えば遠出した先ではもう本気では攻めなくなっていました。
“膝擦りを覚えると、ライディングに於いて自分の中で言葉には表せない、何かが見えてくる・・・”
これはよく言われるらしいですが、確かに“如何にしてマシンを寝かせるのか”と言った点については、身体で何か手応えを感じた気がします。
しかし、
(スピードやパワーを求めない俺に、この炎剣は手に余る・・・。)
スペックにぶら下がる走りがつまらなくなってしまった自分は、このCBRを手放す事になりました。
・・・その後、ニュートラルな味付けで、シブくてカッコイイマシンを選ぶ事を決め、
「もう一度“ナナハン”に・・・」
そう思い、今の西風を持ち現在に至ります。
本当に素直なマシン・・・始めて吸気に手を着け、そして乗っていたらいつの間にかオンシーズン。
「ネイキッドで膝擦るのもシブくてカッケエわな!」
自分の様な馬鹿には悪い虫が付くものです。
はいやっちゃいましたwツナギ押入れから引っ張り出しちゃいましたねぇw
交換したタイヤは以前申した通り、IRC Spec R。ハイグリップバイアスに一石を投じる存在なのだとか。
ゼファー750にはラジアルも履かせられるでしょう。これに関しては、仕事中によくご来店下さるカスタム専門のショップの方からのアドバイスを頂きました。
お客さん「勿論ラジアルも履かせられるんじゃん?カスタムホイール、或いは定番とされるK型ZZ-Rのホイール流用なんかすれば、さらに選択肢だって拡がるよなぁ?
じゃあさ、バイアス指定にラジアルを履かせたらどうなるか・・・結論から言おうか。マシンが“登る”んだよ。」
自分「登る?・・・減速帯やコーナーを高速でクリッピングを抜けるとマシンが踊る感じ・・・ですか?」
お客さん「ニュアンスとしてはそう捉えてもらって構わない。確かにバイアスよりラジアルの方がグリップ等も含めて性能は高い・・・しかし、タイヤが噛んでいてもフレームやその他足回りがついて行けなくなるんだわ。」
「確かにストリートユースでは危険は伴わないだろうね。だけど、俺に言わせれば足も車体も強化せずにバイアス指定にラジアルを履かせるっつうのは首を縦には振れねえなぁ。」
「あとは店員さん、アンタ次第や。ゼファー750の元々の味を変えてまでラジアルを履かすか、通な路線であるバイアスに落ち着くか・・・。」
(俺の路線はスピードやタイムと言う結果を求めるモノじゃない・・・となれば)
バイアスのチョイスと相成ったワケです。ただ、ここで試してみたかったのが、“フロントタイヤのサイズダウン”です。
(フロントを120から110へ・・・オーバーステアでさらに舵角を付けて行きたい)
しかし、足関係はこれぐらいでストップ。それなりにかっこよく走る事を目標にしている自分は、サスのセッティングまでは手を着けません。
(どうせ俺の事だ・・・色々イジくり出して、結局分からなくなるのがオチだからな)
正直、初めて膝を擦った炎剣の時も、サスは手を着けていませんでした。
さて、いよいよコーナーへスローイン!
(久々だぜTAKUROUサーキット!身体は思い出せっかなぁ~ん??)
ガリガリガリガリ・・・!!!
(おっ!ちゃんと膝擦り覚えてんじゃ・・・ええ!?ちょ、タンマタンマ!!!)
ガキガキガキガキ!!!
生まれて初めてバンクセンサーを擦りました・・・machaさん、俺もやっちゃいましたw
(マジかよ!?ZRXん時はカッコつけてバックステップしてたけどさぁ。こりゃあ流石に西風にも入れる様かな・・・。)
自分なりにバンクをセービングしているとは言え、ステップを替えれば限界は分からなくなりそうで怖いのですが、いずれは交換・・・一旦検討という段階にしておきます。
タイヤも炎剣の頃と変わらず、端が少し残っています・・・WAXぐらいならいずれ取れるでしょうけど。
擦った感想としては、久々に気持ち良さを味わいました。(肥満傾向にあるせいか、帰宅後ツナギが脱げなくなった事は秘密ですw)
しかしマシンはネイキッド。炎剣の時とは勝手が違う事も思い知らされました。
次回、走りのネタはこの“違い”について書いていきたいと思います。
それでは、また。