こんばんは。



くかー♪
太平楽…(メロメロ)



今日はお気楽に寝くたれていらっしゃる雪丸さまにお留守番いただき、小夏丸さまを検診にお連れいたしました。



……
ひたすら寝ていらっしゃる



……
……



…まだですか?
あはは…



ばあやが予約時間を1時間ほど勘違いしておりまして。

小夏丸さまには長時間の待機を強いてしまいました。



緊張するのにも飽きましたよ…
これはこれで良いかも



午前中の予約でしたが、帰宅したのは15時頃。

予約も押しましたが、小夏丸さまの診療も長丁場でございました。

そして…



せんせい ひどいです…(シクシクシクシク)
丸裸にされなくて良かったと言うべきか…



以下、通院の覚え書き。



①まずは目視にて背中のおハゲを確認。

主治医『これ真菌のハゲではないです』

細菌による脱毛は原因菌の除去まで毛が生えることはない。追いかけるように生えている=真菌感染症の症状ではないということ。

こういう換毛パターンもあるということで、触診しながら背中を撫でるととんでもない量の抜け毛が。

前回通院からの体重低下、現在の体つき(5段階評価で2マイナス)から、低栄養状態による脱毛との診断。

主治医『再度検査はしますが、多分真菌感染症は治まってると思います』(ただしキャリアだったら再度治療薬の投与となる)

正直、ケージ内の除菌には気を使っている筈なのに抜け毛が改善せず、自分の衛生意識が足りないのかと悩んでいたので、おハゲの原因が真菌ではなさそうだと分かったのにはホッとした。

が、低栄養状態による脱毛という新しい課題が生まれて思わず唸ってしまった。

看護師さんもデグ飼いさんだと以前お聞きしていたので、お家のデグーさんの好物をお聞きしてみる。

病気の子を保護している方なのでお団子をあげているが『ライフケア+ヴェルキュアが一番食べてくれる』とのこと。混ぜたり、ヴェルキュアをまぶしたり、個体によってその辺りの嗜好も分かれるそう。

ちなみにライフケア+ヴェルキュアは、入院している子にも人気で「美味しいやつ」と呼ばれているとか。(ex.主治医「今日は(入院している子に)何をあげたの?」 看護師さん『美味しいやつあげときました~』)



②クシャミは真菌とは無関係。

鼻のまわりの汚れを見ると茶色と緑の物が付いている。食べたものがうまく飲み込めずに鼻に回ってしまっていると考えられる。

歯の調子と関係しているのではないかと考えられる。



③奥歯は問題なし。

前歯の色はだいぶ良くなった。が、お団子がこびりついて自身も気になって擦っているのだろう、歯茎に引っ掻き傷がある。咬み合わせに問題があるのではないか。

②の問題と合わせ、頭部のレントゲンを撮って確認する。

・下の前歯のすり減り方がおかしい。(奥が低くなるはずが水平に減っており、目視では分からない部分)

これは元からの噛み合わせがおかしいから。

前歯は奥歯と違い歯切りをすると継続して処置しなければならなくなるため、気軽に手を出すことはできない。

・上の歯と下の歯の噛み合わせについて。正常な噛み合わせでは下の歯が若干手前になるが、小夏丸さまはそれが浅い。

下顎が少し奥に引っ込んでいる。おそらく先天的なもの。前歯のすり減り方も、これが原因だろう。

・上の奥歯、第1・第2前臼歯の歯根に違和感。

特に第2前臼歯の歯根が上に長すぎる。ちょうど鼻甲介を圧迫するような部位にあり、これがクシャミの原因になっているかもしれない。

合わせて鼻腔に炎症を確認。



④体重が前回通院時から1ヶ月半で40グラム落ちた。肝臓に相当な負担がかかっているはず。寝てばかりいるのも、体がかなりしんどいのだろう。



以上のことから、投薬にて改善を試みる。

・抗生剤(エンロフロキサシン)
・消炎剤(トランサミン)
・粘液溶解剤(ビソルボン)
・胃腸薬(プリンペラン)
・肝臓の補助薬(ウルソ)
・鎮痛剤(メロキシカム)

を処方。

ターゲットはクシャミ・歯軋り・食欲の改善と体重増加。おハゲはその後。

小夏丸さまの食欲的に1日1回の投薬が望ましいと思ったが、それだと効果をキープできない薬があるとのことだったので、1日2回、1回の処方量がMAXになるように調剤を依頼する。

程よい量で処方→混入したお団子を食べ残すと摂取する薬の量はちょびっと→素人判断で投薬量を増やす→薬害発生

MAXで処方→食べ残してもそこそこの量が摂取できるし、完食しても問題なし

ということで、自分の性格によるリスクを回避するよう先手を打ってみた。



歯根の異常は不可逆なので、第2前臼歯の歯根の異常が現在進行形であれば既に一生ものの闘病生活が始まっていることになる。

健康体になってくれたら良いと思っていたけれど。

ともあれ、どこか患っているという確信の下、最悪はこのまま看取りになったとしても、と覚悟を決めてお迎えした子。

なるべく穏やかに、1日でも長く、そして、最後に振り返って『まぁ、悪くない一生だった』と思ってもらえるように。

ただそれだけ考えようと思う。



小夏丸さま。

一緒に闘わせてくれてありがとう。

私を選んでくれてありがとう。



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