月曜日は無職にとって最良の日です。

その理由は非常にシンプルで、少年ジャンプの発売日だから。

 

社会の荒波から逃れ、子供じみた感性のまま年を重ねた私は、未だに子供が好きそうなものが好きであり、それは例えばジャンプもそうですし、食べ物で言うとカレーライスにハンバーグ、飲み物で言うとオレンジジュースが最高といった具合になるのです。

 

今日は朝、というより深夜からジャンプを読んだ私は、ワンピースのあまりの佳境っぷりにドキドキとしながら一日を過ごしておりました。ちょっと捻くれた漫画好きはワンピースを否定することで自らの審美眼をアピールしようとしますが、ワンピースの面白さに気づけないことは決して価値を上げるステータスではないと思います。

 

漫画欲が高まった私は、日課の散歩をいつもより張り切り、駅前まで出向いて古本屋に行きました。

無職ですので当然無駄遣いできるほどお金はないのですが、実際に購入しなくても古本屋でキョロキョロするだけで楽しめるタイプの人種なので、本棚に立ち並ぶ無数のタイトルを眺めて妄想を膨らましておりました。

 

もちろん好みによる違いはあるのでしょうが、大概の場合人気作は面白いです。

古本屋ですとメディアミックスされている作品は一番手前にあるので色々と見てみると、意外と聞いたことのない作品も多く、なんとか試し読みできないものかと思いながら、作品名を頭のメモに書き記して家に帰りました。

 

その後の過ごし方はいつもとあまり変わらないので省略します。

しいて言えばポトフを大量に作り置きしておきました。

 

無職の生活はとにかく時間が余っていますので、新しい娯楽が提供される月曜日は本当に貴重なのです。

本日発売されたジャンプを、私はもう三回は読んだでしょう。

あまった時間で仕事をしろと言われてしまうとまさにその通りだなーと思うのですが、正しい意見に従える才能があれば、今こうなっていないだろうなと思います。

 

漫画の中には色々な物語がありますが、主人公以外の人生なんてそこまで保証されていないものです。

自分の人生のハッピーエンドは、とりあえず自分で描かないと駄目っぽいですね。