今日は洗濯をしました。

私は家を借りた際、ドラム式洗濯機を購入するべきか、コインランドリーを利用すべきかで悩んだ結果、計算により決定しました。今の家にあと何年住むだろうかと考え、とりあえず6年程度で計算した結果、1回の洗濯辺りの値段がコインランドリーの方が安いと判明し、それ以来、1週間に1度ぐらいのペースで徒歩2分ところにあるコインランドリーに向かっています。

 

まぁ人によっては面倒だと思うかもしれませんが、私の性分にはこちらの方があっていて、ついつい家の中でダラダラしがちな日常を考えると、強制的に外に出なければいけないイベントは必要なのです。

 

しかし、今日の洗濯では事件が起きました。タイトルにもあるように、洗濯機の中に前の人の洗濯物が入れっぱなしになっていたのです!

こう聞くと、それならば別の洗濯機を使えばいいじゃないか一つしかないわけでもあるまいし、と多くの人は思うでしょうが、そこはそれ、やむにやまれぬ事情があります。いえ、大したことではないのですが、あろうことかこの私、洗濯機の中身を確認せずに、すでにお金を投入していたのです。

 

ここで私が利用しているコインランドリーのシステムについて軽く説明を入れておくと、最初にお金を投入したら洗浄モードを使うことができ、洗濯機の内部を洗ってくれるサービスがあるのです。

 

なので、ボーっとしたままコインランドリーにたどり着いた私はそのまま何も確認せずにお金を入れてしまい、前のお客さんの洗濯物が残っている状態で、洗浄モードを使ってしまった訳です。いざ洗浄モードが終わり自分の服を投入しようと蓋を開けてみると、そこにはびしゃびしゃになった誰のとも分からない服の塊があったのですから、その時の驚きようといったらありませんでした。

なんとかせねばと思うものの、既にお金は投入してしまっていますから、洗濯機はどんどん水を貯めていきます。早く自分の服を入れねばという焦燥感に追われ、私はすっかりパニックになってしまいました。

 

結局、どう凌いだかといいますと、びしゃびしゃの洗濯物を取り出した私は、そのまま隣の誰も利用していない洗濯機へと移し替え、あたかも最初からその洗濯機の中に入っていたのだという顔をして洗濯を再開いたしました。

ご時世がら他人の洗濯物に触れるのは気が引けましたが、しかし洗濯が終わっているのに取り出していない前客の責任だろうと判断し、自分の利益を優先させていただきました。

 

何事もないような毎日を送っている無職の私ですが、時折このような事件ともいえぬ事件に巻き込まれます。

普段変化のない生活を送ってしまう分、咄嗟の判断力・注意力が落ちていることを感じざるを得ません。

さて、あの洗濯物の主は、自分の洗濯ものが一つ横の洗濯機にズレていることに気づくでしょうか?