先日、いらした患者様のお話しです。お二人ともに十数年前に
当院でインプラント治療を受けられ、以来定期検診に必ずご夫婦
でずっと通っていらっしゃいます。とても若々しく仲の良い素敵
なご夫婦です。その方が、とあるお店で「紫いも」を使った”お
いしそうな”おやつをお買いになったそうです。レジのわきによ
く置いてあってお値段もお手頃な、ついつい手に取ってしまうあ
りがちなパターンですよね。さて、夕食後の団欒でそのお菓子を
召し上がったところ、味がとても薄く、何より「ものすごく硬
かった」。でも、二人とも「お互いインプラント治療受けたか
ら、こんなに硬いもの食べられて、よかったね!」としみじみ語
り合いました、とさ。めでたし、メデタシ。うれしいですよね。
こんなこと言っていただいて・・・歯医者冥利に尽きる、とはこ
のことでしょうか)^o^(
でも、話はこれだけで終わりませんでした。後日、久しぶりに
おうちへ戻られた息子さんが、入れ物に入っていた例の「紫い
も」のお菓子を見て一言「なんでここにドッグフードが入ってい
るの?!」。お二人で仲良く分け合って召し上がった“お菓子“、
実は人間様用のモノではなかったんです。硬くて味が薄くて当然
ですね(僕自身、味見したことないのでわかりませんが…(笑)。
何はともあれ、モノが不自由なく召し上がれるって、ほんとう
に幸せなことですよね!