うちの母は、猫が大っ嫌いだった・・・
畑を荒らす野良猫を見つけては
棒っ切れを持って追いかけてました。
時には、野良猫を蹴っ飛ばしたりする母を見て
子供だった私はとても怖くて、とても悲しかったのです。
「おっ母が嫌いなものを、私は好きになっちゃだめ・・・」
ほんとは、犬も猫も動物は好きだったのに
大好きな母に嫌われそうな気がして
いつの間にか、自分も「猫は、好きじゃない」
と言うようになってました。
去年の8月、ゴミステーションから拾ってきたこの子達。
まだ目も開いていない、へその緒がついた状態の
産まれたばっかりの赤ちゃん。
3時間おきのミルク。
夏でも湯たんぽ。
おしりをチョンチョンと刺激して排泄させて・・・
すごく迷惑そうな母にビビりながら
初めての猫育てをしました。
「ミルクが終了して、カリカリが食べれるようになったら飼い主を探して手放す」という約束をしてたんだけど・・・
まだ、います(笑)
今はね、あんなに毛嫌いしてた母が
「うちの猫は特別にめんこいんでねーの?(かわいいんじゃない?)」
と言って、猫と一緒にお昼寝したりじゃれ合ったりしてるんです。
私は、それを見るだけで泣きそうになります。
嬉しくて。
母が、愛おしそうに猫をよしよしするのを見ると
『あぁ、わかってくれたんだぁ~』と思えて、
嬉しくて嬉しくて、涙が出る。
それで、自分は、
あーーー
やっぱり、おっ母のこと大好きなんだな~
やっぱり、おっ母にわかってほしかったんだな~
って、改めてわかるのです。
それに気づかせてくれるために
この子達がうちに来てくれたのかな~
どっかに吹っ飛んでいっちゃったみたいだわ♡
あなたたちって、かわいいのね♡