見たくないのに、見てしまう。
見たくないのに、見えてしまう。
オラは、いつも家族に見張られていた。
おっかあに。姉たちに。
「それをしてはダメだ!」
「そんなやり方はおがしい!」
「ばがじゃないの!?」
「だがらお前はダメなんだ!」
「ほんとに何にもでぎねーワラスだ!」
こーしなさい。
あーしなさい。
ダメダメダメダメ。
と言われてきた。
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そんなこと言う大人にはなりたくない。
そんな風に人を傷つける親には絶対ならない。
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そう心に決めたはずだったのに・・・
いつのまにか
オラは、いつも家族を見張っていた。
子供を。元旦那を。年取ったおっとう・おっかあを。
「それ、合ってるの?」
「なに、そのやり方?」
「なんでいつもそうなの?」
「おかしいんじゃない?」
「なんでそんなこともわかんないの?」
こーしたら?
あーしたら?
ちがうちがうちがうちがう!!
と言ってきた。
見張って見張って・・・
否定して否定して・・・
後悔して後悔して・・・
自分が嫌になる、のスパイラル。
人を見張ってるってことは、
自分のことも見張ってるってことだもんね(笑)
「わたしのやり方は正しかっただろうか?」
「わたしの言い方は間違ってただろうか?」ってね(笑)
だから自分のやることなすこと自信が持てなかったんだぁ・・・
「ちゃんと!ちゃんと!」の「がんばる教」出身ですので(-。-;)
あ、いや、まだ抜け出せてないんだった・・・!(´Д`;)
もーーーーーーーう!!!
なんでなんだっっ!!!ヽ(;´Д`)ノ
結局、
オラもおっかあと同じことしてるじゃねーか!!
あんな母親にはぜってーならねぇって思ってたのに!!
見るとイライラするってわかってるから
「もう人のダメなとこ見たくない!」って思ってるのに
また見張る・・・ |ω・)
息をひそめてその時を待つ・・・ |ω・)
( ゜ ω ゜ ) ! !
・・・ほらね!やっぱりね!
オラがイライラすることするでしょ!
「あなたが悪いでしょ!」って。
「いつもそうでしょ!」って。
自分の「正しさ」「価値観」を振りかざす。
「なんでわかってくれないの!?」の大合戦。
でもね。
そんなオラも、この魔法の言葉に出会ってから
イライラが減ってきたんだ~
『お母さんみたいになってもいい』
おっかあみたいになっていい。
なってい~。なってい~。
てか、なってるし・・・Σヽ(゜Д゜○)ノ
おっかあは、洋裁のプロだった。
部屋の中に、待ち針がザクザク刺さっている洋服が
無造作に置いてある。
知らずに触って、針がオラの手に刺さる。
そして、おっかあを責める・・・
前は、それの繰り返しだった。
今だと・・・
針が手に刺さってい~。刺さってい~。刺さるし。
血、出てい~。出てい~。出るし。
自分を許す。相手を許す。
自分も悪くない、相手も悪くない、
誰も悪くないんだってわかったんだ~(´∀`)ノ
とにかく全部にマル(〇)をつける!
自分にマル!相手にマル!
罪悪感にマル!
イライラの感情にもマル!
間違っても、失敗してもマル!マル!マル!
コレデイイノダ
だからもう、見張り役から降りることを
決意したのであります(''◇'')ゞ
「本当はやりたくないことをやめる勇気」だすっ(''◇'')ゞ
そして、自分も相手も見張らなくなると
あら、娘が帰ってきたのね~あはは~(´▽`) '`,、'`,、
あら、玄関で靴下脱いだのね~あはは~(´▽`) '`,、'`,、
あら、玄関でみかん食べたのね~あはは~(´▽`) '`,、'`,、
あらあら、片方の靴だけちょっと脱ぐタイミングずれたのかしらん?
((´∀`))ケラケラ((´∀`))ケラケラ((´∀`))ケラケラ
うん。
イライラを感じないって、しあわせだじょーー