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「颯人へ」

 今日は朝から不機嫌な颯人。

笑顔が売りの君が、真っ赤になってこっちをにらんでいるよ。

あぁ、ごめん。歩く練習をしていたのを邪魔されたって怒っているの?

寒いから抱っこして連れて行ったのが悪かったんだねぇ。

ごめんな、颯人。

 

 お父さんは認めているよ。

西へ東へ、週2回のリハビリ。

本当に日本一がんばっている4歳児だよ。

「従兄弟のゆう君は3歳なのになぜ歩けるの?」

小さい声で君が呟いていたのを聞いたよ。

「颯人はいつも抱っこで楽ちんでいいな。」

お姉ちゃんの冗談に、涙を流して突っかかっていった君。

・・・我慢していたんだね。

 

 颯人は男の子だから、かけっこや木登りしたいよね。

自分より小さい子が歩いている姿を見て、やっぱり悔しいよね。

・・・誰よりも努力しているのにね。

 

 お父さんもお母さんも、颯人の障がいを知った時、本当に辛かったよ。

神様なんて贅沢は言わない。悪魔が目の前に現れて、颯人を歩けるようにしてくれるのなら、喜んで命を差し出すのにと本気で思ったよ。

 

 でもね、最近、それは間違いだって気づいたよ。

やっぱり渡部家って一人でも欠けたらいけないんだ。

 お父さん、お母さん、お姉ちゃん、颯人。

 

 颯人のために、八方美人に磨きをかけ、いろんな分野に味方を作り続けるお母さん。颯人にとって、姉であり、恋人であり、であり、時に天敵であるお姉ちゃん。

 そしてその中心には颯人。

颯人の成長は誰より家族は知っているし、笑顔の裏にある決意。絶対歩いてやるんだという意志、努力を家族は見ているよ。

 こんなお父さんだけど、君たちの「家族」で最高に幸せ。

 

 本当にジェットコースターのようなエキサイティングな人生だけど、気楽に楽しんでいこうな颯人。

 颯人の笑顔を見ていると、何の根拠も無いのに最後はハッピーエンドになりそうな気がするんだよなぁ・・・。

 

最後に、この手紙を読んでくれている

未来の颯人へ・・・。

 

人生とは時に残酷で、辛い思いもたくさんすると思う。

と同時に、幸せな時も必ずやってくる。

夢が叶ったとき、恋をしたとき、よき友に出会えたとき・・・。

颯人自身が本当に幸せに出会えた時、一度だけでいい、照れくさいと思うけど一度だけ

 

「お母さん産んでくれて有難う。僕は今、幸せです。」

 

とお母さんに言ってほしい。

お母さんは、その言葉をいつまでも待っているだろうから・・・。



 

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