いつの間にか、刺繍ミシンの販売制限が変わってますね。



ブラザーイノヴィスDC3500

へぇ・・・
現行モデルをネット販売出来るようになったんだ。

つまり、ネットと店舗で価格を比べる事が出来るようになったって事で、インチキ商売する輩にとっては、この機種は対象外にされちゃったんだ。(笑)

前の記事にも書いたけど、この刺繍ミシンは

1)プリセットされたキャラクターの刺繍だけで満足できる人
2)ブラザーの刺繍パターンダウンロードサイトからデータをダウンロードして、ミシンというプリンターにデータを移しプリントする事が出来る人。(既成のデザインで満足できる人)
3)フォトショップやイラストレーター等のDTPソフトを使いこなしている人が、刺繍プロを使って自分でデザインした刺繍をプリントして楽しむことが出来る人。(デザイナーレベルの人)


が楽しむミシンです。

もうひとつ

箱、デカイです。巨大な箱に入ってます。

それなりに収納スペースが必要ですので、家の狭い人は買う前に充分な掃除と整理をお勧めします。

緩衝材なんかが入っているからですが、修理の際、ミシンの搬送にどうしても必要になります。(言っておきますが丈夫なミシンはあっても、壊れないミシンなんてこの世にはありません。使い手の間違った操作で多くのミシンが修理に回っています。)

それに、この写真は刺繍用のテーブルを装着していない状態なので、イメージ的にはこの倍の幅があると思ってね。

さて、刺繍ミシン買って、刺繍糸を買って、布を買えば良いかと言うと
そうではありません。
布地によっては、刺繍用接着芯(伸縮性のある布地に必要) 刺繍用水溶性シート(毛足の長い素材に刺繍する際必要で、生地の毛足を抑え刺繍の仕上がりを美しくします。水溶性なので刺繍後洗濯すれば洗い落とせます) また下糸は刺繍用のものを使います。

詳しくは、以下のサイトに色々書いてありますし、メールや電話で質問すれば丁寧に答えてくれます。





つまりミシン本体以外にも、もろもろ小道具が必要になりますので、それなりに敷居の高い世界だと思ってください。

お父さんがデジカメに凝って、やれレンズだストロボだ三脚だ… とか、ゴルフに凝って、アイアンの何番はこれじゃなきゃ駄目だとか、そういうのと同じ世界なんです。素人カメラマンが、そういった道具を揃え腕を磨き、最終的に作品の差を決定付けるレンズにはまる事を「レンズ沼にはまる」と言いますが、刺繍ミシンも同じです。

「刺繍ミシンはお母さんの趣味の沼」です。
どっぷりはまって下さい。
通常の家庭用ミシンの沼より、遥かに深い沼ですが、それゆえハマリがいのある沼です。

赤の他人から見れば、なんて馬鹿な…と思われますが、出来た刺繍は間違いなくうらやましがられます。でも、製作過程やその設備投資費用を話すと「ドン引き」されること間違いなし。

そういう物なのであまりお金に余裕がない場合、無理をせず既製品の衣類で我慢してください。
本気で衣類を縫うなら、ロックミシン+職業用ミシンに投資しましょう。刺繍ミシンはデジカメ&プリンター&デザインといった領域で、ちょっとクラフトとは違った領域であることを心に留めて、沼に入っていってください(^ω^;

私は、沼ウェルカム!な人です。実際、別の趣味のカメラでは100万円以上投資しているレンズ沼の住人です。だから良心的に、否定的な文章を書いています。(ハイ、馬鹿です。認めます。一緒に馬鹿になりましょうよ!)

その点はご容赦ください。(夢を壊して御免ね)