この枚数なんで

当然、5000枚は
越えてくるわけで

僕が競艇ファンなのは
ご存じですよね

下手な横好き
こんばんは、watです

9月某日
ポッキー虫男が
遊びに来ました

彼は30歳目前にして
既に沢山の資産を蓄えている
知る人ぞ知る
パチプロ兼投資家です
金集めの
プロフェッショナルです

今月も
百万利益が出たーうひょーとか
ちょくちょく言っている
見た目も中身も
好青年であります
彼との付き合いも
かれこれ長くなるのですが
なんせ、お金と健康面での
節制が止まらない…。
もちろん、僕主観です

彼の増え続ける資産を想像し
悪い大人代表の僕としては
彼の知らない楽しい遊びを
徐々に提案し
散財を手助けしようと
目論むのです

まず、競艇だな…。閃き

競艇は金のあるなしに
関係なく
のめり込んだら
一撃で文無しになれるからな…。
シメシメ
競艇場に連れていき
特観席で優雅に
観戦することにした
もちろん
競艇を好きになってもらい
散財してもらう為だ
ここ、満喫みたいで良いですね

彼はポッキーを食べながら
人生初の競艇を観戦していた
昼御飯まだだよな?
下の階に食堂があるから
食べに行こうゼ!!
あ、これ食べたんで大丈夫です

売店で買ったポッキーである
今、食べると
夜に食べられなくなるんで…。
(カロリー面)
節制が止まらない…。
この時点で
僕も昼抜きになるのである
僕にはポッキーもない…。
ここで状況を整理する
彼は遥々
自分に会いに来てくれたのである
日帰りはちょっとキツい距離
何を食べても
基本的に年上、且つ
受け入れ側の僕の奢りである
彼からしたら
慰安旅行に他ならず
そして
10万20万落としたところで
蚊に刺されたくらいの
資産があるのである
なんなら茶封筒を
僕の車に仕込んで
あ、watさん
振り込みとか面倒だろうから
それ、あげます

と、100万くらいの
金銭授与があっても
良いくらいなのである
そんな彼が昼はポッキーで
終いには
宿は満喫で良いと言い出した
特観席を満喫に例える程だ
よっぽど
満喫が好きなのだろうか…。
とにかく
節制が止まらないのである
もしかしたら
新幹線で来たと言っていたが
健康の為だとか言って
iPhone片手に
何か取引でもしながら
徒歩で来たのかも…。
彼が以前より
スリムになったのを
僕は見逃さなかった
やっぱ、歩いてきたな…。
日頃からパチ屋で
人間観察をしている
さすがのwatさんである
僕の推理に間違いはない。
1R数百円づつ賭けていた彼は
1000円負けたと言っていた
僕も負けじと
数百円づつ買って2500円勝った
競艇の節制くらいは
負けてはいられない
ミイラ取りが
ミイラになるわけには
いかないのだ
それと同時に
競艇散財作戦は
彼の前では無力だと
悟った瞬間だった
節制が止まらない…。
夜は中華を食べに行った
本日初めての食事である
あ、ポッキーに次いでの
食事である
彼にオーダーを任せて
ピータン1個とかにされたら
堪ったものじゃない
僕はここぞとばかりに
単品六品をオーダーした
昼御飯抜きにされた腹いせだ
カロリーは
夜に残しておくと言う
彼の本気を
見せてもらおうではないか?
そう思っての暴挙である
彼は一口づつ摘まんで終了
予想した通りの味だったらしい
味の確認作業だけして
終了した形だった
静かに合掌である
旨い不味いの感想もなかった
健康面の節制も
やはり、止まらない
翌日くらいはせめて
良いモノを御馳走しようと
鰻屋に招待しようと思った
人気店だったが30分待ち
こんな待ち時間だったら
自社人さんの
悪口でも言っていれば
あっという間に過ぎる時間
僕は順番待ちの用紙に
ポッキー虫男と書いて
待つことにした
1分くらい待ったところで…
また、来るんで
次の機会にしましょう
僕は愕然とした…。
また、昼御飯抜きである
節制が止まらない…。涙
これから
500㌔もあろうかと言う
道程をこっそり歩いて
帰るのだろうから仕方ない
鱈腹喰ったら
横っ腹逝かれるもんな…。
僕は心の中でそう呟いて
ポッキー虫男と書いた用紙に
横棒を引いて店をあとにした
明日、車の中を
もう一度捜索してみようと思う
もしかしたら
茶封筒があるかも知れない
今になって後悔するのは
お土産にポッキーを
渡し忘れたことだ
(追伸
こんな若者に
出会ったのは初めてだ
非常に興味深い男だ
彼の将来を
見届けなければいけない
彼なら本当に
100億の資産を作るかも知れない
そしたら
南国の何処かに
別荘くらいは持つだろうから
僕は節制をしながら
そこの管理人になる
僕の半生の生き方は
ほぼ決まった
それまで呑気に
パチプロ稼業を続けよう
と思います
※摂生、節制、節約の
表現の使い分けに困りましたが
構成上、節制と言う
ワードに統一させて
頂きました
ご了承ください