ども黒猫です。


週末は潮干狩りに行ってきました。




どうあろうと私は私なので、私視点からの記事になるんですけど、



家族で楽しく潮干狩り!


と、いうよりは




熊手で砂を掘り·····それは私たちだけでなく結構な人数の人間が老若男女問わず·····砂浜に文様を描いて。


言いようによっては、見渡す限りにぐっちゃぐちゃになった砂は。


この後、ゆっくりと潮が満ちていくとともに、ふたたび平らかにならされていくんだわ。



語彙力がないのが悲しいけど。



平らにしようというのではなく、波にはなんの意図もなく。

ただそこに息づいているだけで、無理な力みや抵抗もなく。




破壊と再生



波は、でこぼこになった砂を平にしていく。

これは、再生と言えないかもだし。


波が破壊したってわけでもないんだけど。

そんなふうに思っていました。



尚且つ。



出てくるかも分からない貝を漁っている自分たちの姿の滑稽なこと。



地球が無ければ何も出来ないのか~。

地球が無ければ、生きていけないのだな。


いかに力まず、うまく深く掘ろうか。

考えたりしつつ。


やはり、貝が出てくると嬉しいのです。


地球が恵んでいる。

地球が人間のためでなくとも恵み続けられるよう、そしてやはり私達も恵まれ続けられるよう、あちこちから



『小さいのは海に返してあげようね』



と、子供に伝える親御さんの声が多く聞こえてきました。



必要以上の命は採らないこと。

すごく響きました。



海に返された小さな貝は、波に誘われ、砂に抱かれていくんです。

もちろん自力で好きな所へ潜るのですが。




波になれたら。



なんて思っていました。




楓にとっても素敵な一期一会があり。




彼らが共有した濃密なひと時に別れを惜しむ姿は、それはそれは眩しく。



今年の夏。

再会出来ることを、密かに胸の中で祈りました。





夏。


このご時世で、恐ろしいことが起きないならば。




存分に、地球の伊吹を感じさせてあげたいな。と。




潮干狩りだったのに、楓に家から海パン履いておかせたのは大正解で。


夏までにはひと足もふた足も早いというのに、楓や“子どもたち”は、ほとんど波と戯れていました(笑)




波になりたいなぁ。