加害国は、被害国に謝罪し、5億ドルの経済的支援を行いました。
受け取った国は、5億ドルの一部を被害者個人らに支給したものの、大部分は国の公益事業(ダム工事等)に使ってしまいました。
被害者個人に十分な経済的支援金が行き渡らなかったため、改めて、被害者国は、加害者側に十分な保証金を要求しています。
そして「両国請求権協定」では、加害国が被害国政府に5億ドルの経済支援を行うのと引き換えに、補償問題は「完全かつ最終的に解決された」と明記されています。
そもそも当時、両国の国交正常化交渉で被害者国は、
「(被害者への)補償は、私たちの国内で措置する性質のことだと考える」
「私たちは国内措置として私たちの手で支給する。加害者国で支給する必要はないのではないか」
と主張していたのです。
今思えば、金欲しさの綺麗事の両舌(二枚舌)であったのでしょう。
心の悪は、具体的に四悪と言う行為に表れます。
四悪とは、綺語(きご)、両舌(りょうぜつ)、悪口(あっく)、妄語(もうご)です。
民度が低いと一言で済ますことは出来ませんね。