71日、早くも今年は後半になります。
 
今日から31日まで、祇園祭です。
 
京都界隈では、1ヶ月にわたり様々な神事・行事が行われます。
 
平安時代に始まり、疫病・災厄の除去を祈った祇園八坂神社の祭礼です。
 
京都は昔から、 天災や飢饉と云った天変地異を何度も経験した都です。
 
「方丈記」には、養和元年(1181年)「養和の大飢饉」の時、洛中に42,300人の餓死者が出たことを記しています。
 
1231年(寛喜3年)の「寛喜の大飢饉」の時には、9年ほど続いたものと考えられ、日本の人口の3分の1が死んだと記されています。
 
人々は、為す術もなく、神事を行い、すがることしか出来なかったのです。
 
現在は、きらびやかな祇園祭ですが、自然の驚異の中にある、人間の弱さ、悲しさを伺い知ることです。