俳優で歌手の杉良太郎(74)が、自らの運転免許証を返納したそうです。


相次ぐ高齢ドライバーによる交通事故に心を痛め、高齢者が「返納を考えるきっかけになれば」と話したといいます。


有名人が率先して返納すること(パフォーマンス)で、ある種のキャンペーンのような状況を作り出しています。


しかし人は色々で、運転しなくても暮らしていける人もいれば、運転しなければ生活が不自由になる人も多くいます。


高齢者の自主返納が美化され、自主返納しない高齢者を変な “ハラスメント”の様な風潮になりはしないか心配です。


それに、自制心があれば、別にことさら免許証を返納しなくても、心配なら運転しなければいいではないですか。


現日本社会は、一気に一定方向に流れて行きますし、メディアもそれを煽るように高齢者事故事案を取り上げます。


本当に危ないのは、そういった流れを作り出す空気です。