死ぬ前に何を食べたいと思うかで、今の人生観が分かるといいます。
いつもの食事という人は、納得してまっとうした人生を生きています。
好物の食べ物という人は、自分なりの喜びを見つけた人生を生きています。
憧れの高級料理という人は、やり残しありの人生を生きています。
人生最後の一品は何かは、人それぞれでしょうが。
「明日死ぬとしたら最後に食べたいものがあるか」を調査したら(20代~60代の男女)、過半数の人があると答えたそうです。
では、何を食べたいかと尋ねると、1番は寿司でした。
2番目は焼肉、そして、母の手料理、ステーキ、カレーライスの順だったということです。
そして、妻の料理がごく少数だったというのは、やはり育った環境、幼時の思い出が大きく影響しているのでしょう。
私の最後の一品は、今は亡き祖母のおにぎり(塩むすび)です。
粗塩と使った、不揃いのおにぎりでした。
今のお母さん方のように、手袋をしたり、ラップでくるんだりして作るおにぎりではありません。
美味しかったのは、きっと、祖母の手のひらから美味しさのエキスが出ていたからだと思っています。
もう、決して食べることが出来ない祖母のおにぎりを食べてみたいです。