奈良東大寺で、「修二会」の本行が勤修されています。
 
二月堂の「お水取り」とも呼ばれ、関西に春の訪れを告げる行事です。
 
11人の僧侶が、14日間、本尊の十一面観音像の前で懺悔し、天下泰平や五穀豊穣を願い、16度の祈りを繰り返します。
 
行僧侶曰く、「懺悔とは、『度を過ぎる』ことに対する懺悔である」
 
「電気や水道を使い過ぎていないか」という身近なことから、戦争や自然破壊にまで思いをはせ、悔い改めるんだそうです。
 
大仏の開眼以来(752年)、一度も途切れずに続いているというが、以前は何を懺悔していたのでしょうか。