新聞に次のような記事が載っていました。
「ネパールから連れ去られたり売られたりした後、インドで売春させられる少女が後を絶たない。
約9千人が亡くなった2015年のネパール大地震後、その数は増えている。
家族助ける仕事とだまされ、インドで売春を強要されている」
30年ほど前に、ネパールを訪れたことがあります。
ヒマラヤの麓の村で、15,6歳の目もとがパッチリとした可愛らしい女の子を日本円で400円で買わないかって、両親らしい男女に誘われました。
勿論断ったのですが、その子を持って帰ってくれるなら、8000円でいいと言うのです。
所謂、その場だけなら400円、一生なら8000円だということです。
当時、インドの金持ち達が、少女達を召使いとして、又は売春目的でとして使うために買いに来ていたのです。
あの時の衝撃は今でも忘れられません。
しかしこれはネパールに限ったことではありません。
日本でも近世まで、ドラマ「おしん」のように、奉公という名の人身売買が行われていました。
貧困は、人と社会を不幸にするのです。