街に出れば、10人に8人はダウンジャケットやダウンコートを着ています。

ダウン(羽毛)は、元々ガチョウ、アヒル、カモなどの食用水鳥から採れる食肉の副産物でした。

しかし、優れた保温性から衣料品や布団に用いられ、今日食肉需要よりダウン需要が上回ってしまっているのです。

ダウンジャケット一着に10羽、うもう布団には100~150羽分のダウンが必要とされています。

ヨーロッパでは、ライブピッキングといって、生きたままの鳥から採取することは規制されています。

しかし、ライブピッキングの方が良質のダウンが採取されるのです。

世界3大ダウン生産国は、ハンガリー、ポーランド、そして中国です。

中でも中国の生産量は、近年増大しています。

寒い冬、今も世界の片隅でダウンがむしり取られているのです。

P.S.  羽をむしり取った北京ダックは、皮を食べます。
残された肉は、どうするんでしょうね?





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