1968年、川端康成がノーベル文学賞を受賞しました。

その選考過程で、

「日本の文学界における純粋な真の作家」

との評価を受けていたことがこの度明らかされました。

この年の候補者総数83の中からの受賞でした。

日本人では、三島由紀夫、西脇順三郎の名前もありました。

最終有力候補者4名に残って、川端が受賞したということです。

68年10月受賞時に発表された受賞理由は、

「優れた感受性で日本人の心の精髄を表現した」

と言及されています。

尚、川端が初めて候補に上がったのは、61年のことだったということです。

母のいとこであった元某大学学長が、私い言った言葉が思い起こされます。

「現代の小説はつまらない。日本では、川端以降作家が出ていない」

P.S.  川端を読んだことがない方は、是非読んでみてください。



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