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今時期、京都のお寺では、無病息災を願い、「大根炊き」が行われています。
 
当地では、浄土真宗の宗祖親鸞聖人を偲ぶ「報恩講」の法要があちこちで勤まっています。
 
そこで振る舞われる料理は、各人が持ち寄った材料で創る「いとこ煮」です。
 
大根、人参、里芋、牛蒡などの野菜に、油揚げ、コンニャクなどの具をたっぷり入れてやわらかく煮た中に、前もって下煮しておいた小豆を加え、醤油で味つけしたものです。
 
親鸞聖人の遺徳を偲んでいただく「遺徳煮」ともいわれています。
 
これを戴くと、「もう報恩講の季節か」と冬の訪れを実感致します。