どんな人でも失恋をすると深く傷つきます。
 
自分では立ち直ったと思っていても、意外と感情は複雑なものです。
 
気持ちを整理させるためには、少しの努力と時間が必要です。
 
そこで失恋から早く立ち直るために、人は旅に出ます。
 
旅は、まるで生まれ変わったように気持ちをスッキリさせてくれる効果が期待できるからです。
 
一昨日の、朝日新聞「天声人語」に、
 
【失恋して旅に出るという歌謡曲は少なくないが、向かう先のイメージはやはり北であろう。
「津軽海峡・冬景色」や「北の宿から」では、寒風に悲しみが重なる】
 
とありました。
 
失恋の旅先に京都を選ぶ人も多いですよ。
 
その理由は、
 
1.修学旅行で来たことがある。
1.お寺が多く、心が落ち着きそう。
 
そして何より、
 
「♪♪京都大原三千院 恋に疲れた女がひとり♪♪」
 
って歌があるからでしょう。
 
学生の時、近くだった京都駅前の東本願寺にいたら、そんな一人旅の女性が、ふらっと境内に入ってくることがよくありました。
 
もう一目で分かります。
 
そんな女性の話し相手になり、あちこち御案内したものです。
 
そんなことを懐かしく思い出してしまいました。