
『グルメぎらい』柏井 壽著(光文社新書)です。
日本の料理界と食文化を破壊した「ミシュラン」と「グルメ」達(自称)を批判的に扱う本です。
料理人と店を崇拝し、料理が出て来たら、まず写真に撮し、インスタ等にアップする。
作る側も、写真映えするような盛りつけをしています。
「点数を付けたり、格付けしたりせずに、ただただ食を純粋に楽しむことはできないのでしょうか」
美味しいものを食べるということを本来の目的とせず、人がうらやましがる写真の撮れる料理を食べる。
今やグルメは幼児化しているようですね。