最近、牛肉が怪しく思えてなりません。
牛肉と言ったら高価なイメージがありますが、近頃は安価なステーキ、ローストビーフ丼等を提供する店や、食べ放題の焼き肉店が沢山出来て繁盛しています。
しかし、安いのにはやはり理由があるのではないでしょうか。
北米産の牛肉には、肉牛を育てる初期の段階で成長ホルモンを投与し、通常よりも短期間で身体を大きくするということが普通に行われています。
ですから、お金に余裕がある層はオーガニックスーパーで、肥育ホルモンフリーの畜産物を買っているということです。
輸入肉でもオーストラリア産は、いささか違うようです。
北米での牛肉の需要は自国内の消費向けがほとんどで、余剰分を輸出に回しています。
オーストラリアは、生産した畜産物の5割以上を輸出しています。
重要なビジネスとして畜産を行っているのですから、自国の基準より、日本の基準に合わせる姿勢で畜産をしています。
又国産牛であっても、様々な添加物を注入して霜降り肉に加工したインジェクション牛や成形牛と呼ばれるものがあります。
これらが飲食店では「やわらか加工」「霜降り加工」「カットステーキ」などと表記され提供されているのです。
しかし、健康食品の但し書きと一緒で、メニュー等での表記が目立ちにくくされていることも有り、見落としてしまいがちです。
寿司もそうですが、安い、旨いからと言って直ぐに飛びつくのは如何なものでしょうか。