こんな寒い季節は、ナマコで日本酒を飲むのがいいのですが、日本酒は飲めないので(糖質が多い)、焼酎のお湯割りです。
 
今時は、身が引き締まって美味しい時期なんです。
 
特に、赤ナマコが美味しいです。
 
こんな気持ち悪い姿をしたナマコを初めて食べた人は、勇気が要ったでしょうね。
 
ところで、聞くところによると、ナマコは、1日かかって、10メートルほどしか動くことが出来ないそうです。
 
砂といっしょに飲み込んだ海藻の切れっぱしや、有機物の粒子や、バクテリアを栄養としています。
 
砂は周りにいっぱいあるので、エサを探しに動き回ることがないから筋肉もあまりいらないし、エサをみつけるための目や耳や鼻もなくてもいいのです。
 
エネルギーを使わないから脳も心臓も必要ない。
 
脳がない、心臓がない、感覚器官がない、筋肉が少なくて皮ばっかりの動物なんてめったにいません。
 
身の危険も感じられないのですから、捕まえられ、切られ、食べられることも解らないでしょうね。
 
そんなことを考えながら食べていたら、何だか、ナマコが羨ましく思えてきました。