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『維新の肖像』安部龍太郎著(角川文庫)
 
江戸城二の丸が炎上していた。
「おーっ、燃えちょる燃えちょうる。朝敵の城が燃えちょるど」
「こん戦、俺っどんが勝ちじゃ」
「次は徳川慶喜の首ば取って、禁裏の御門にさらしもんそ」
 
 
はたして明治維新は、大化の改新とならぶ叡智に満ちた革命だったのか。
 
日本はその後、満州事変、上海事変を起こし、世界から孤立し独善的愛国心の虜になって滅亡の道をたどりました。
 
戊辰戦争の敗者(勝者は勿論、薩長)の立場にも立って考えたとき、維新の意味も変わって見えてきました。
 
戊辰戦争、日清・日露戦争、第二次世界大戦の軍中枢者は明治維新の勝者でありました。
 
そして現在の日本政府も、・・・!