
今、こけしが外国人観光客に受けているといいます。
外国でも、このこけしがポピュラーになりつつあるようで、“KOKESHI DOLL”と呼ばれています。
ロシアのマトリューシュカに似ていて、とてもクールに見えるそうです。
私も、仙台で鳴子温泉のこけしを初めて見たとき、首を回すとキュッキュッと音がしてとても印象的でした。
元々鳴子はこけしの発祥の地と言われる場所で、子どもの遊び道具として作られていた人形が少しずつ知られるようになり、土産物となり全国に広がったようです。
今では海外向けにデザインされた物が多く生産されています。
ところで、「こけし」は「子消し」といって、貧しさのため生まれたばかりの子をまびきし、その鎮魂・慰霊のために作られた物であるという話があります。
しかし、これはどうも間違いみたいです。
1965年頃、詩人の松永伍一が創作童話の中で称えたもので、これが引用され、印象的な悲話であるために一般的に広まってしまったということです。
所謂、根拠の無い俗説です。
当然のことですが、こけしは子供の玩具であり、飾っておく物ですよ。