一日の始まりに朝食を抜いたり、ほとんど食べなかったりする人は、色々な健康被害が出ると言うことが発表されました。
 
動脈硬化を発症する確率が2倍高くなり、その結果、致命的な心臓病になります。
 
動脈硬化リスクの上昇は、喫煙、高コレステロール、運動不足などのその他の因子とは関係なく生じるということです。
 
朝食抜き生活が全般的に不健康で、心血管系のリスク因子を抱える割合が高い傾向がみられたのです。
 
又、朝食抜きの人は「胴回り、体格指数(BMI、身長と体重から算出される肥満度を測るための指標)、血圧、血中脂質、空腹時血糖値などの数値が最も大きかったという結果も出ています。
 
健康に良い朝食を取れば、体重低下や健康的な食事療法につながり、コレステロールや血圧、糖尿病などに関連する疾患リスクが減少します。
 
一方、朝食抜きによって冠動脈疾患リスクが上昇することが示されている事が分かったのです。
 
朝食を抜くことでホルモンのバランスが崩れ、概日(がいじつ)リズム(約24時間周期の体内時計)がおかしくなってしまう可能性もあります。
 
研究者達は、今回の研究で、「朝食が一日の食事で最も重要であることの正しさが立証された」と述べています。
 
何はともあれ、朝食はしっかり食べるのが良いようです。