日本にいる外国人は、日本人が食前食後に手を合わせて、
「いただきます」「ごちそうさまでした」
と言うのを見て、驚いた人が多いそうです。
キリスト教信者は、食事の前に神に祈りを捧げているシーンは映画でよく見かけるところです。
しかし、日本人の場合は、宗教心があろうがなかろうが関係ないようです。
習慣化された今、「いただきます」「ごちそうさま」を言う人は、何も考え無しに言っているのがほとんどでしょう。
また、その時に手を合わせるか、合わせないかと言う違いもあります。
手を合わすという(合掌)は、神仏に対しての祈りの仕草であると言う理解が一般的でありますが、実は「有り難う」という感謝の表現なのです。
合掌は、宗教を持っている人には宗教行為ですが、そうでない人には感謝の表現なのです。
ですから、食事の前後には、誰もが「いただきます」「ごちそうさまでした」と言うべき行為なのです。
そういう認識、もしくは意識を持ってみるのも良いんじゃないでしょうか。
因みに、英語で言えば、
「Let’s eat(さあ食べよう!)」
ってことになりますが、全然意味が違うことが分かりますね。