ヨーロッパの発酵食品ザワークラウトが注目されています。
ソーセージの付け合わせに使われている、キャベツの漬け物のようなものです。
ドイツ語でザワー=酸っぱい、クラウト=キャベツで、直訳は酸っぱいキャベツです。
フランスでは「シュークルート」と呼ばれていて、アルザス地方の名物だそうです。
ソーセージやハム、ジャガイモと煮込んだ郷土料理は美味しいです。
このザワークラウト、酢に漬けたキャベツではありません。
(そんなパチ物もありますが)
実物は酢漬けでなく、キャベツを使った発酵食品なのです
その酸味は、酢の酸味とは別物で、味わいはまろやか、かつ旨味もたっぷり!なのです。
作り方は案外簡単です。
キャベツはなるべく農薬を使っていないものがお勧めです。
乳酸菌が付着していないとうまく発酵せず、 ただの傷んだキャベツになってしまいます。
まずキャベツを細長く切って大きなボウルに入れ塩揉みします。
しばらくするとたくさんの水分が出てきます。
しなしなと柔らかくなったキャベツと出た水をハーブやスパイスと共に密閉容器へギュギュッと押し込みます。
上部にサランラップなどを敷き、おもりを乗せて落としぶたの変わりにします。
こうして、夏の常温で3日程放置します。
容器に耳を近づけると、ぷち、ぷち、ぷちという酵母が働く音がします。
もうこの辺から食べられますが、お好みで長めに発酵させても美味しいです。
好みのところで冷蔵庫にいれ、発酵を遅くしてあげると同じ味が長持ちします。
発酵食品なので栄養豊富で夏バテ予防にもなりますし、何より、食欲増進間違いなしです。