あぐらは、一般的には男性の座り方として浸透してます。
 
江戸時代以前は、あぐら座りだったのでしょうが、江戸時代以降は、茶道の普及により正座が正式な座り方になったそうです。
 
北陸の方言では、あぐらをかくことを「ジョロかく」とも言うようです。
 
ジョロとは「丈六」のことで、お釈迦様は身長が16尺(約4,85メートル)あったとされ、仏様が座る姿に基づくそうです。
 
あぐらをかくは、正座に対して楽な座り方という意味合いから、何の努力もせず、他を頼ってゆうゆうと構えている、ずうずうしく構えるなど、現状に安住し努力を怠る意味があります。
 
生活様式が変わり、畳に座る機会が少なくなりました。
 
畳の部屋での厳格な儀式等の場であっても、正座をしている男性は少なくなりました。
 
年配の女性では決して有り得ないのですが、最近の若い女性は、パンツ(ズボン)姿は勿論、スカートをはいているにもかかわらず、あぐらをかいているのをよく見かけます。
 
特に短いスカートの場合、目のやり場に困りますよねぇ。
 
若い女性の方々、御一考下さい。