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『京都のおねだん』大野裕之著(講談社現代新書)
 
京都には値段がよく解らないものが多くあります。
 
京都大学在学中のエピソード等も織り交ぜ、メインであります「お座敷遊びのお値段」は如何ほどなのかを書かれています。
 
そんな中、嵐山や平安神宮等でよく見かけるのが、人力車の事が出てきます。
 
今や全国の観光地に広がりを見せているのですが、発祥は京都だそうです。
 
人気の原因は、よく教育されたまっ黒に日焼けしたイケメンの車夫が、ガイドや旅の相談にものってくれるところです。
 
「移動式の知的ホストクラブ」ともいうべきものだというのです。
 
現にリピーターも多く、指名までしてくる客もいるそうです。
 
2人で乗って1213分で4000円です。
 
いずれのお値段も、高いか安いかを思うのは、本人次第ということでしょうね。
 
京都人の排他的都人感は、先に紹介した、
 
『京都ぎらい』井上章一著(朝日新書)
 
と相通じるところですね。