朝から、歯科医院で奥歯を抜歯してきました。
 
歯が痛いと食欲もさほどなく、何時もは早食いなのですが、歯が痛いので少量ずつゆっくり咀嚼しなければなりませんでした。
 
仏教の説く四苦八苦の一つに、「五蘊盛苦(ごうんじょうく)」というものがあります。
 
まぁ、身体機能が活発で、健康であるが為に起こる苦しみとでもいうのでしょうか。
 
元気だからこそ、あれが欲しい、あそこに行きたい、あれが食べたいという欲が起こり、それが思い通りにならないから苦しみ悩むのだということでしょう。
 
つまり、健康であることすらも苦しみの因であるということですね。
 
数日間、歯痛を伴う日々を送り、健康も大切ではあるけれど、健康だけが幸せではないということが味わえたように思います。