
遅ればせながら『チーム・バチスタの栄光』海堂尊著(2006年刊行)を読みました。
私は、テレビをあまり観ないようにしているので、この小説がテレビドラマ化されたということ以外何も知りませんでした。
ですから、ドラマのストーリーや出演者はまったく知りませんでした。
小説というのものは、読みながら頭の中で映像化されていくものです。
小説で話の展開を決める重要なファクターは、登場人物にあります。
作中で、いかにそれらの人物像を描き出されているかが重要です。
その小説では、主たる登場人物のキャラクターを十分に描き出しながらラストへと導かれていきます。
読む側は、それらの顔、風貌、性格等を想像しながら読み進めていきます。
私は読みながら、テレビドラマではどんな俳優が演じているのだろうかと想像しながら読んでいました。
そして、読み終わるまでその事を決して知らずにおいて、読み終えてからネットで調べてみようと思っておりました。
そして読み終えるやいなや、早速ネット検索してみました。
何と、意外や意外。
私のイメージとはまったく別物の俳優達が出演しておりました。
(プロデューサーによるであろうキャスティングにガッカリしました)
もし、先にドラマを観ていたとしたら、全く違った印象を受けたに違いありません。
「読んでから観るか、観てから読むか」っていう命題がありますが、やはり、TVでも、映画でも、原作を先に読んだ方がいいですね。