現代日本の「正しさ」は、「皆が正しいと思っていること」が正しいこととされています。
 
大衆の支持のもとに既存のものを変革しようとする、ポピュリズムと言われるものもそうです。
 
「ポスト真実」という言葉に示される通り、真実の次に来るものっていうことですから、それは真実ではない虚偽、虚仮のものです。
 
その点、個人が宗教への信仰を明らかにする国々では、その宗教が示す理念が正しさとなります。
 
先のアメリカ大統領の就任宣誓式に於いて、トランプ氏が、2冊の聖書の上にて誓いを立てたということは、自分以外に裏切ることが出来ないものを持っているという証なのです。
 
 
自己の外に、決して裏切ることの出来ない存在を持つことは、生きていくうえでとても重要なことなのです。