忘年会は、「年忘れ」と書きます。
その年の苦労を忘れるために、執り行われるのが忘年会です。
折角嫌なこと忘れていたのに、忘年会を開くというので思い出したということもあります。
外山滋比古著の『忘却の整理学』に、
「頭のゴミも出さないとよろしくない!」
とあります。
よけいな情報や知識をごみ出しして、頭の中を片付けないと、思考は自由に働かないし、新たな知識も入らないというのです。
呼吸と同じで、息を吐かなければ新鮮な空気は吸えないということでしょう。
忘れようとしても、忘れられない事もあります。
忘れられずにトラウマとなって苦しめられることもあります。
都合の悪いことは忘れ、快いことを選んで思い出として置いておく、そんな忘年会でありたいですね。