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顔と頭の境界線はどこなのでしょうか。
 
鼻の付け根から眉毛を通って耳の穴に達する曲線を引き、そこから上が頭で下が顔というそうです。
 
おでこは顔ではなく、頭になるということですね。
 
 
ところで、おめでたい席で出される「鯛のおかしらつき」がありますね。
 
お頭(かしら)が付いていると言いますが、先の意味ですれば、頭というよりほとんど顔なのですから「鯛のお顔(かお)つき」と言うべきじゃないのかって、ずっと思っていました。
 
しかしこの度、それは大きな間違いだったことに気付きました。
 
ずっと思い込んでいたような「お頭付き」じゃなくて、「尾頭付き」だったんです。
 
即ち、尾(シッポ)と頭がついているからそう呼ぶのでした。
 
思い込みで、つまらないことに悩んでいたのでした。
 
「尾頭付き」には、「初めから終わりまで(頭から尾)まっとうする」と言う、意味が込められています。
 
「徹頭徹尾」という意味で、おめでたい席で供されるということです。
 
又、尾頭付きの魚は、頭を左にして盛りつけられます。
 
それは、右に箸を持っているので食べやすいからだといいます。
 
しかし、これも俗説のようです。
 
左大臣右大臣というように、左側が上座だから、頭を左にしてに盛りつけられるのです。
 
 
 
・・・まぁ、どうでもいいようなことですけど、やはり顔が大部分を占めているので「尾顔付き」が良いように思うんですけどね。