「冬の気 立ちそめて いよいよ ひゆればなり」
 
「冬が立つ」、冬の始まりとなりました。
 
万年筆のインクを変えて、季節の手紙を書いてみましょう。
 
「立冬の候」
 
「晩秋の侯」
 
「向寒の候」
 
「深秋の候」
 
「落葉の候」
 
又、
 
「朝晩はめっきり寒くなって参りました」
 
「街の道々に路樹に落ち葉が舞い散り、ゆく秋の気配に寂しさを感じる季節となりました」
 
「小春日和の穏やかな日が続いています」
 
「日に日に秋が深まり、露寒の季節となりました」
 
「鋪道の落ち葉が冷たい雨に濡れています」
 
「庭の紅葉も終わりを告げ、すぐ近くに冬の気配を感じる頃となりました」
 
「向寒のみぎり」
 
等々。
 
晩秋、風邪が背筋を振るわせる季節です。
 
少し寂しい気持ちを、手紙で誰かに伝えたくなりますね。