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『メビウス1974』堂場 瞬一()を読みました。


堂場 瞬一作品としては、少し毛色が変わった物です。
 
19741014日―「日本の夢が終わった日」。

それは、長嶋茂雄引退試合と、三井物産爆破事件が同時に起きたその日です。

その日のことで人生が変わった人達がいました。

人生のシコリとなり、それを背負い続けて生きてきた人達の物語です。
 
 
昔の出来事をいつまでも忘れることなく、背負いながら生きているってことがあります。
 
私は、過去を後悔するといったことはありません。
 
今が充実しているのであれば、過去の出来事が「正」であれ「負」であれ、その事があったがためだからです。
 
しかし、過去の「負」の出来事は、今のことと考えて生きていかなければならないのが当然のことだと思っています。
 
だから、私は過去を後悔することがないのです。