『闇の花道―天切り松 闇がたり』 処暑になり、過ぎ去ろうとしている夏を感じます。 『闇の花道―天切り松 闇がたり』〈全6巻〉浅田次郎著 (集英社文庫) をまとめ買いしました。 時は大正ロマン華やかなりし頃、帝都に名を馳せた江戸っ子義賊「目細の安吉」一家のお話です。 粋でいなせな老爺松蔵の、べらんめぇ調の義理と人情の闇語りを皆涙して聞く。 かく言う私も、姉を慕う松蔵の、 「ねぇちゃん!ねぇちゃん!」 に、涙があふれ出しました。 秋の夜長の暇つぶし、楽しみです。