99年の光市母子殺害事件、大阪・愛知・岐阜連続リンチ殺人事件についで、石巻3人殺傷事件の未成年犯人の実名及び写真が報道されました。
未成年犯罪者は、少年法第61条より、マスコミ各社は実名での報道をしません。(只し、罰則規定無し)
しかし例外として、最高裁で死刑判決が確定した未成年犯罪者はこの限りではないということです。
「更生の可能性の無くなった死刑囚については匿名にする理由が無くなる」
というのが、大方のメディア各社の見解です。
NHKは、「重大な犯罪は社会の関心が高いこと」を理由に実名で報道しました。
選挙権を持たせたかぎり、少年にも厳罰化を推し進め、社会的責任を負わせるという方向です。
マスコミは、何でもかんでもおおっぴらにしようとしますが、「社会的に関心が高い」というのは、単なる野次馬根性じゃないですか。
知らせる権利、知る権利と言いますが、知らせない、知りたくない権利っていうのもあるんじゃないですか。
犯罪者を出した家族、親族等の事も考えなければなりません。
今後、成人をも含めて実名報道の是非を論じなければなりません。
そもそもネットで過度の情報が出回っていて、知りたければ直ぐ分かるのが現代なのです。