日常使われている言葉の中には仏教語が多くあります。
 
しかし、元々の意味とは違った意味で使われていることがあります。
 
所謂、仏教語の誤用ですね。
 
例えば、「往生」という言葉の本来の意味は、
 
「捨此往彼蓮華化生」といって、現世(此土)を去って(捨てて)、仏の極楽浄土(彼土)に 生まれる(化生)ことをいいます。
 
即ち、往と生で、「往生」というのです。
 
しかし一般的には、どうにもならないこと、難しいことに直面して困ることという意味で使われています。
 
本来の意味とは違いますね。
 
誤用例を上げてみましょう。
 
往生際が悪い知事に、
 
「マスゾエさんには、往生しマスゾエ」
 
って言うようなことでしょうか。(笑)