18日の中日新聞WEBに、ウガンダに渡り、チンパンジーを研究する京都大霊長類研究所助教の橋本千絵さん(51)のことが記事にありました。
 
話をを要約してみます。
 
野生のチンパンジーの場合、子育てはすべて母親がします
 
発情期の雌は、多くの雄と交尾するので、子供の父親が誰かが分からないのです。
 
勿論父親は、自分の子どもが分からないのです。
 
母親は子供にかかりきりになるので、次の出産まで通常五年は間を空けるのです。
 
では、人間はどうでしょう。
 
親の子育ては少なくとも15才までは続くでしょう。
 
しかし、チンパンジーより子育て期間が長いにもかかわらず、より短い間隔で出産できるのはなぜでしょう。
 
「ここに、人間たるゆえんがある」
 
と彼女は言います。
 
人間の社会では、夫婦の絆があり、夫も子育てを支える。
 
「さらに祖父母や隣近所、保育園、幼稚園、学校の先生…と、たくさんの子育てのヘルパーがいるのが人間の特徴だ」
 
と橋本さんは言います。
 
子育て期間が長い分、夫も一緒に子育てし、親戚や保育園、近所と周りの多くの人たちに頼るっているのです。
 
社会で活躍する橋本さんも、
 
「娘は小学四年。半分、保育園に育ててもらったようなものですね」
 
と言っています。
 
『お母さんが一人で苦労する必要はまったくない。それが、人間らしい姿なのだから』
 
と締めくくられています。
 
 
・・・違和感を感じてしまいます。