最近は、赤ワインばかりを飲んでいます。
 
ところで、赤ワインは皮の黒い(赤い)ブドウ、白ワインは、皮の緑(白い)のブドウから作ると思っている人が多いのではないでしょうか。
 
実は、赤ワインと白ワインの色の差は、ブドウの皮の色ではなく、醸造方法の違いから生まれるのです。
 
白ワインは、収穫してすぐに果汁を絞り、その際、皮は捨ててしまいます。
 
その果汁を、樽の中で発酵させて、じっくりと熟成させるのです。
 
これに対し、赤ワインは、収穫したブドウを皮ごとつぶして、皮も一緒に数週間寝かし、その後に果汁をこして再び熟成させます。
 
つまり皮を使うか、使わないかで色が違ってくるのです。
 
皮には赤ワインの渋みの元であるタンニンが含まれていて、それが赤ワイン特有のうまさになるのです。
 
ですから、理屈からいえば、同じブドウから、赤ワインと白ワインを作ることができるのですね。