喪中葉書が届く季節になりました。
 
亡くなられたことを知らなかったのもあります。
 
喪中葉書を頂いても、そのままで終わることが多いのですが、中にはお悔やみの葉書を書くことがあります。
 
遺族の悲しみや寂しさを思うと、言葉を掛けずにはおれないことがあるのです。
 
本当なら喪中葉書を頂いたらお悔みの葉書を書くべきなのでしょうが。
 
 
ところで、この人本当に喪中なのって思うこともあります。
 
現在しきたりとしてある喪中は、明治7年の太政官布告『忌服令』(昭和22年廃止)に基づいています。
 
喪中とは、近親の物がなくなった後、喪に服している期間をいいます。
 
その間は、故人の冥福を祈り、晴れがましいことや派手な行動は慎しみます。
 
只、その期間(亡くなった日から)は亡くなった方との続柄により違います。
 
父母は、13カ月
 
養父母は、150
 
夫は、13カ月
 
妻は、90
 
子供は、90
 
養子は、30
 
兄弟姉妹は、90
 
祖父母(父方)は、150
 
祖父母(母方)は、90
 
おじ・おば は、90
 
夫の父母は、150
 
妻の父母は、なし
 
曾祖父母は、90
 
というものです。
 
ですから、今年親族を亡くしたからといって、誰もが明年正月が喪中とは限らないのです。
 
それに、喪中は喪服を着用て過ごさなければならない期間なのです。
 
形式に囚われるあまり、無知をさらけ出すことになるので気を付けましょう。