よく訪問宅で座布団を出されます。
 
しかし、正しく出して戴くことは希です。
 
座布団には向きと、裏表があります。
 
四辺のうち縫い目のない側が、正面(前)に来るように置きます。
 
また、中央にしめ糸の房がある方が表です。
 
表にも裏にも房がある場合は、側地の縫い代がかぶさって見える方が表となります。
 
カバーをしてある場合には、ファスナーのある方が後ろに来るように置きます。
 
多くの人が無頓着に敷くようですが、やはり心得なければなりません。
 
前後ろや表裏を間違えて置くとお客様に対して失礼になります。
 
しかし、逆に出された側は、たとえ前後・裏表が違っていたといても、動かしたり裏返したりせずに、そのまま使うのが礼儀だと思うのですが、如何でしょうか。